百十郎桜。
コロナ禍でここ2年、花見に行けてなかったので
貴重な時間が過ごせました。
一句 妻と歩す 満開の花堤 歩す てんちょう
≪百十郎桜≫
≪百十郎桜≫
≪百十郎桜≫
「一花開天下春」(一花開いて天下春なり)という禅語があります。
花が咲いたので辺りを見回してみると、満天下に春が到来していた…という意味です。
禅者がそこに込める意味は、「一花開く」をこころの花が開く、
すなわち悟りが開けることと解釈します。
そして、開悟した者の眼には、花はもちろん山川草木(さんせんそうもく)
すべてが仏性を宿しており、この世がそのままお浄土に観えるということです。
地獄、極楽はどこか遠くにあるのではなく、この世にあります。
しかも、自分の心の中に「地獄」「極楽」はあります。
自分の心、そして行いしだいで自分の居る環境は「地獄」にもなれば「極楽」にもなります。
一句 待ち侘びし 春なることに 只感謝 てんちょう