～阿弥陀来迎図（あみだらいごうず）について～

親鸞が興した浄土真宗の本尊は、来迎印の阿弥陀如来像で、しかも木造一躯（いっく）のみです。

その影響もあってか、鎌倉後期になると来迎図も阿弥陀如来の独尊（どくそん）を立像（りゅうぞう）で描くようになりました。

サンフランシスコ・アジア美術館が所蔵する「阿弥陀来迎図」は、この時代に描かれた傑作です。

当時、中国からもたらされた南宗画の影響を思わせる群青と緑青を基調とする落ち着いた彩色・・・藤原時代のそれより精緻さを深めた截金文様（きりかねもんよう）・・・静的なスピード感を伝える構図と確かな描線・・・この作品が、優れた来迎図であるだけでなく、第一級の美術品であることは誰の目にも明らかです。

～品質保証～

当店の目標は、「買ってよかった」と満足していただくことです。

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