「教行信証」は親鸞聖人の主著です。
五十二歳ごろから執筆を開始されました。
七十四・五歳で一応の完成をみた、とされています。
内容は、「仏説無量寿経」の教えに基づき、阿弥陀仏の四十八願を説きあかしたもので「教」「行」「信」「証」「真仏土」「化身土」の全六巻からなります。
本書によって浄土真宗の教えの何たるかを、明確に知ることができるのです。
ちなみに「行巻」の最後に出てくる百二十句の偈が「正信偈」です。
「正信偈」は「教行信証」のエッセンスです。
この百二十句、六十行の偈に浄土真宗の教えの核心がある、とされています。
「浄土真宗 真宗を知る 辞典」より