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浄土真宗開祖 親鸞聖人

親鸞聖人のお書きになった「正信偈」には、浄土真宗の教義の中心になるものが述べてあります。

また、親鸞聖人の信心が明らかにされています。

「正信偈」は、親鸞聖人のお書きになった「教行信証」の行巻の終わりにある偈文(仏の徳をほめたたえる詩句)を取り出したものです。

正確には「正信念仏偈」といいます。

正信念仏の念仏とは、まことの信心より自然に流れ出てくる仏恩報謝の称名のことであります。

親鸞聖人が「正信偈」を書かれた理由

釈尊の説かれた真実の教えに帰依し、インドの天親菩薩・竜樹菩薩 中国の曇鸞大師・道綽禅師・善導大師 日本の源信和尚・源空上人の七祖の説かれた論釈を見せていただくことにより、仏恩の深いことを知られて、その仏恩に報ぜんがため、仏徳を讃嘆して「正信偈」をお書きになりました。

「正信偈」の冒頭、帰命無量寿如来 南無不可思議光の二句は、親鸞聖人の信心を顕されて、以って他力の信心の教えが正信偈全体に脈々として流れ生きていることを示されました。

帰命無量寿如来は、親鸞聖人の浄土真宗の宣言・宣誓であります。

親鸞聖人の阿弥陀如来に対する信心の証なのであります。

阿弥陀如来とは、永遠なる寿命をお持ちの仏様です。

現世(娑婆)で苦しむ私たちを必ず救うという阿弥陀如来の大慈悲に、心の底から帰依する、そして愚かな我々の生き様を正面から見据え、その上で阿弥陀如来におまかせする、すべてを阿弥陀如来への信心にまかせてしまう。

そこから、本物の称名念仏が生れるといえましょう。

第十八 念仏往生の誓願

法蔵菩薩のことについて「無量寿経」に次のように詳しく説いてあります。

即ち数えることの出来ない無限に近い昔に錠光如来という仏があらわれました。

その後に五十三の仏が次から次へとあらわれになり、次に世自在王仏が世に出られました。

この時、国王であられた法蔵菩薩は、国と王の位を捨てて出家されました。

そして、世自在王仏のところにおいて仏道を求め、以って衆生を救済したいと願いを述べられたのであります。

この願いに対して世自在王仏は、二百十一億の諸仏の国土と人夫が勝れているか劣っているかを説かれて、その相を見せてくださったのであります。

法蔵菩薩はその相を見られて、非常に勝れた願いをおこされました。

そして五劫という人間が思いはかることのできないような長い時間思いをめぐらされたのであります。

その結果、勝れた諸仏の国土と修業の勝れた点を選びとられました。

それが四十八通りの願であります。

その中で中心となるのが「すべての衆生を救う」と誓われた第十八の願であります。

法蔵菩薩がお建てになった第十八の念仏往生の誓願は、これほど尊い誓願は他にありません。

とにかく一切衆生が阿弥陀如来を本当に信じて「南無阿弥陀仏」と称えるなら阿弥陀様の仏国土である極楽浄土へ「必ず往生させます」とおっしゃっているのであります。

しかし悲しいかな末世を生きる我々には阿弥陀様の声が聞こえないのであります。

信じられないのであります。

末世を生きる我々現代人にとって阿弥陀如来の第十八願である念仏往生の誓願を信じ、念仏の生活を送るということは非常に難しくなってきています。

世間がそのような風潮なのであります。

浅い流行に右に行ったり左に行ったりと振り回されているのであります。

しかしそんな現代であるからこそ阿弥陀如来の誓願を聞き、本願を信じ、念仏の生活を送ることの価値は計り知れないとおもいます。

しかし、親鸞聖人のおっしゃるように末世を生きる我々現代人には本願を信じ念仏の生活を送ることは至難中の至難であるのかもしれません。

それだけ世の中が濁っているのであります。

この濁りを清浄に浄化することこそ仏教の目的であり、仏教の本来の面目なのであります。

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